自分に唾する小泉
小泉首相は、国民年金保険料の不正免除問題について、「社会保険庁の職員のなかに、今の政府の改革に反対している勢力があるから、改革つぶしに乗らないように」と、得意の悪者づくりをくりかえす。
社保庁の職員さんたち、そんなに悪いことをしたらあかんわ。見せかけだけの体裁でことをおさめ、ほんとうの改革に着手せんのはほんまに体裁わるい。小泉とおんなじやんか。
分子を改善せずに、分母をいじくって見栄えだけ良くする騙しの手だ。道路公団改革において、赤字路線はぜったいに着工・継続させなくしたか、民営化された道路会社の抜本的なスリム化を実現し利用者への還元はできたか、いずれもノー。民営化というトリックで一部の国民をだましている。三位一体改革および郵政事業改革にしてもおなじ。分子を改善するという真の改革はなされていない。保険料不正免除事件は小泉改革と相似である。ただし規模において、国民生活への悪影響において、国の進路への悪影響において、職員さんたちがやったことは小泉改革におよびもつかない。5年間に多くの国民を欺いてきた罪とは較べようがない。小泉が、社会保険庁の職員を悪役仕立てしたことは、みずからに唾をはいたことだ。
― ピリオド ―
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